こんにちは、HIROです。
今回のテーマは、次のとおり。
「S&P500は底打ちしたのか?今後の展開をどう読むべきか?」
結論から言います。
4月の下髭月足は“底打ちの可能性が高いサイン”ですが、警戒すべきリスクも明確に存在します。
特に注目すべきは以下の3点。
- 極端に長い下髭をつけた4月のS&P500月足チャート
- 関税によるインフレ再燃・景気後退の可能性
- FED(米連邦準備制度)による利下げ期待との綱引き
では、順番に解説していきますね。
4月のS&P500は“底打ち”か?月足チャートのポイント
まず注目すべきは、**4月の月足チャートが示した「長い下髭」**です。
これは、相場の世界では「下落を否定した動き」とされ、底打ちサインとして意識されやすいです。
具体的には、4月7日の安値が意識されており、ここが短期的な底値になる可能性が高いと見ています。
高ボラティリティ(ハイボラ)の中で買いが入った = 「押し目買い」が強い証拠
つまり、4月の下落は「健全な調整」だった可能性がある、ということですね。
ただしリスクもある|景気後退と関税のダブルパンチ
安心材料がある一方で、無視できないリスクもあります。
特に注目すべきは、関税の影響がジワジワと効いてくる可能性です。
関税が上がるとどうなるか?
- 企業のコスト増 → 利益圧迫
- 消費者の負担増 → 消費減退
- 結果として → 景気後退リスクが高まる
この流れは、2018年のトランプ政権下でも見られた動きです。
つまり、関税の強化は「インフレ懸念+景気後退リスク」の両方を刺激する厄介な要因なんです。
景気後退リスク vs 利下げ期待|FEDの動きが鍵を握る
でも、ひとつだけ希望があります。
それは、失業率の上昇が鮮明になってきたら、FEDの“利下げ圧力”が強まるということ。
- 失業率上昇 → 労働市場悪化 → 緩和政策の必要性
- 金利が下がる期待 → 株式市場にはポジティブ
つまり、「景気悪化」と「利下げ期待」の綱引き相場になってくるわけです。
結論|4月安値は底の可能性大、でも“気を抜かない”が正解
現時点では、4月の下髭は短期的な底打ちサインとして機能している可能性が高いです。
とはいえ、今後は以下の点に注目しながら柔軟に対応していく必要があります。
- 5月のFOMC声明とパウエル議長の発言
- 関税・インフレ関連のニュースヘッドライン
- 雇用統計と失業率の動き
この3点をセットで追いながら、「買い場」と「逃げ場」を見極めていくことが大切です。
最後に:情報は“型”に落として使いましょう
マーケットは「情報」で動きますが、
投資で勝つには「情報をどう使うか」がもっと大事です。
もし、
「ニュースに一喜一憂して、うまく行動できない…」
「底打ちしたかどうかの判断が苦手…」
という方は、僕が実際に使っている「型」を学んでみてください。
感情ではなく、ルールと型で動く。
これが、ブレずに勝てる投資の基本です。
今回は以上です!
この情報が、あなたの投資判断のヒントになれば嬉しいです!
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