テンバガー投資信託 ~株価10倍の原石を探し出すフィデリティ・テンバガー・ハンターの魅力

テンバガー株

「テンバガー投資信託」というと、株価が10倍になる銘柄を見つけ出す夢のような投資戦略をイメージされる方も多いはずです。私も、投資では短期の上下に惑わされず、企業の本質的な価値に注目することが大切だと感じています。ここでは、フィデリティが運用する「フィデリティ・世界割安成長株投信 B(為替ヘッジなし)」、通称「テンバガー・ハンター」の実績や戦略、そして魅力を分かりやすくご紹介します。


1. 驚くべき実績と評価

まずは、テンバガー・ハンターの実績から。日本では2020年に設定されたこのファンドですが、実はアメリカでは34年の運用実績があり、設定来のリターンはなんと65倍!

ヒロフキン
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年率にすると約13%という驚異の成長を遂げています!

さらに、ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024で世界株部門の「フレッシャー賞」を受賞するなど、専門家からも高い評価を受けています。こんな実績を見ると、長期的なテンバガー投資信託として信頼できるのがよく分かりますね。


2. ボトムアップ・アプローチで見つける割安成長株

株価10倍を目指す秘密の戦略

「テンバガー」とは、株価が10倍に伸びる可能性のある銘柄を指しますが、最初から10倍になると分かる銘柄は存在しません。テンバガー・ハンターは、将来的に10倍になるかもしれない「割安な成長株」を発掘することを目指しています。具体的には、企業のPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)をチェックして、MSCIワールド・インデックスの半分程度の水準にある企業を選んでいます。さらに、投資対象は小型・中型株に絞り、平均時価総額は約2.6兆円と、巨大企業に偏らない厳選された銘柄群になっています。

ボトムアップ・アプローチって?

簡単に言えば、ボトムアップ・アプローチは、企業をひとつひとつ丁寧に調査・分析して、その本質的な価値や成長性を見極める手法です。

ヒロフキン
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市場全体の流れだけに頼らず、各企業の細かいところまで目を光らせることで、他では見落とされがちなテンバガーの原石を見つけ出すのです。


3. フィデリティの強み ― グローバルな調査力と独自戦略

世界中のリサーチ力が武器

フィデリティは、世界中に約400名ものアナリスト(北米306名、欧州38名、アジア太平洋35名、日本8名)を配置して、徹底したリサーチ体制を整えています。この強力なネットワークがあるおかげで、各地域の市場や企業の内在する価値をしっかり分析でき、長期的に成長が見込める割安株を見逃さずに発掘できます。

ユニークなポートフォリオ構築

MSCIワールド・インデックスがアップルやマイクロソフト、アマゾンといった巨大企業で構成されているのに対し、テンバガー・ハンターは、アレクション・ファーマ、伊藤忠商事、トライフ・アームズ、ウォルグリーンなど、ユニークで成長性の高い銘柄をピックアップ。市場の非効率性をうまく活かして、10倍株になりうる銘柄を狙っています。


4. 信頼できる運用者 ― ジョエル・ティリングハスト氏の実績と情熱

運用のエキスパートが手腕を発揮

このファンドを運用するのは、伝説のファンドマネージャー、ピーター・リンチの愛弟子であるジョエル・ティリングハスト氏です。彼は1989年から「フィデリティ・ロープライストック・ファンド」を運用し、30年以上で36倍、14年間で10倍の成長を実現してきた実績を持っています。

ヒロフキン
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そんな彼が運用するテンバガー・ハンターは、まさに長期的な割安株投資の好例です。

自らも投資することで示す信頼感

さらに、ティリングハスト氏は自らも100万ドル以上を「テンバガー・ハンター」に投資。つまり、彼自身がこのファンドの戦略と実績を信じ、リスクを共有しているというわけです。投資家としても、同じ目線で運用されているのは心強いポイントです。


5. 販売体制と注意点

このファンドは、販売会社が野村證券のみとなっています。販売体制が一社に限定されるため、戦略の変更や市場の急変時には資金流出のリスクがあるかもしれません。投資家の皆さんは、モーニングスターのアプリやウェブサイトなどで資金流出入の動向をチェックし、しっかりとリスク管理を行いましょう。


6. まとめ ~長期的視点で狙うテンバガー原石~

フィデリティ・テンバガー・ハンターは、株価が10倍になる可能性を秘めた割安成長株を発掘するために、徹底したボトムアップ・アプローチとグローバルな調査力を駆使したファンドです。

  • 驚異の実績:34年の運用実績で65倍、年率約13%の成長
  • ボトムアップ戦略:企業ごとの詳細な分析で、割安な中小型株を厳選
  • グローバルな調査体制:約400名のアナリストが徹底的にリサーチ
  • 信頼の運用者:ピーター・リンチの愛弟子、ジョエル・ティリングハスト氏が自ら資金を投入
  • 独自のポートフォリオ:巨大企業に偏らず、ユニークな成長株を選定
ヒロフキン
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投資は短期の値動きに左右されず、企業の本質的な成長性をしっかり見極めることが大切です。

フィデリティ・テンバガー・ハンターは、そんな長期投資を志す皆さんにとって、非常に魅力的な選択肢になると私は信じています。この記事が、皆さんの投資判断や資産形成の参考になれば嬉しいです。


ヒロフキン
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さあ、長期的視点で市場の非効率性を活かし、未来のテンバガー原石を探しに出かけましょう!


投資の基本は「安いところで買って、高いところで売る」です。上昇銘柄でもかならず波があるのでその波の中で売買を繰り返すことで早く稼ぐことができます。

その、どこで買ってどこで売るのかのスキルを身に着けているかどうかで、投資の成績は雲泥の差になります。

ヒロフキン
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興味のある方はこちらをどうぞ。

[短期~中期の株式投資術】誰でも買いと売りのタイミングが分かるようになる!

ここまでお読みいただきありがとうございます!
あなたが宇宙で一番幸せになることをお祈りしています!

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